The Devil's Own~デビル~ | ☆Rusty's Cinema & Muzik Complex☆

The Devil's Own~デビル~

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
デビル [SUPERBIT(TM)]

The Devil's Own
デビル


About The Movie
 2大スター共演で話題になったサスペンス作

主演は「スター・ウォーズ」旧3部作や「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「ハリウッド的殺人事件」のハリソン・フォードと「バベル」、「オーシャンズ13」、「スリーパーズ」のブラッド・ピット。共演は「RONIN」や「キリング・ミー・ソフトリー」、「トゥルーマン・ショー」のナターシャ・マケルホーン、「ボーン・ウルティメイタム」や「セイブ・ザ・ラストダンス」、「モナリザ・スマイル」のジュリア・スタイルズ、「デンバーに死す時」や「グリード」、「ディープエンド・オブ・オーシャン」のトリート・ウィリアムズなど。


 監督は「ペリカン文書」や「隣人」、「推定無罪」のアラン・J・パクラ。社会派作品を得意とする監督ですが、今作公開の翌年である1998年に交通事故で他界しています
 
About The Story
 アイルランド。フランシス・マグワイヤーがまだ8歳の時だった。食事の準備をしていると、男たちが家に押し入り、父を眼前で殺されたのだった。彼の父親はIRAシンパだった。その後、フランシスはアイルランド独立運動に身を投じ、冷徹なテロリストに成長していた。イギリスの秘密調査局、「SI5」に襲撃され、仲間の大半を失ったフランシスはローリー・ディヴァニー(ブラッド・ピット)という偽名でアメリカはニューヨークに潜伏。IRAシンパであるフィッツ・シモンズ判事(ジョージ・ハーン)の手引きにより、ニューヨーク市警の警察官であるトム・オミーラ(ハリソン・フォード)の家に下宿することになる・・・。


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二人の男の運命的な出会い、そのゆく末は・・・


Commentary, etc・・・&Grade Of This Movie
 1997年の作品ですから気が付けばもう10年前!!でも、全然色あせてない作品なので観ていない方はレンタルでしてみてくださいねぇー。観た方でも改めて今観るとまた面白いかも。

 撮影が長引いたりしたことから主演俳優の2人の不仲説なども飛び出して、何かと話題になった作品。きっかけは撮影中は2人が一切口を聞かなかったとか、ブラピが「あんな作品に出なければ良かった」と言ったとか、ハリソンがインタビューで「ブラピより自分の子供の方が可愛いに決まってる」と言ったとか色々あったのですが。


実際にはブラピはハリソンのコトを昔から好きな俳優の一人と言っていたそうですし、ブラピがジェニファー・アニストンと結婚した際にハリソンを招待してるくらいですからそこまで不仲だったワケではなく、役作りの一部だったのかもしれませんケド。


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今作のハリソンはごく普通の警察官役かお


 公開当時、ブラピは既に「セブン」や「12モンキーズ」に出たおかげで大ブレイクしていたので、2大スター共演に話題が集中していました。が、作品自体が地味だったのであまりヒットもしませんでした。


 ぶっちゃけ、公開当時に劇場で観た時は「えぇ~!?あれだけ話題になったのに、かなり地味だし、なんかパッとしない映画だったなぁ・・・」って思いましたが、何故か後からまた観たくなる作品。DVD化されてからも何回も観てしまいました。


 豪華共演の今作の評価はと言いますと・・・


《 評価:C- 》


 全体的に見れば地味過ぎるほどに地味です。サスペンスにしては上がり下がりもあんまりないし、大したアクションなどもない。二人の共演じゃなくてもいいと言えばいいかも。でも、ドラマとしてはそこまで悪くはないかと思います。それぞれのキャラクターが“普通の人”っていう感覚なので、それが逆に地味にしているのかもしれません。

 
 ハリソンのキャラは今まで彼が演じてきたようなヒーロー的な人物ではなく、普通の警官。仕事と家庭がある一般の人って感じです。ブラピが演じるローリー(フランキー)もホントは普通の人。ただ、自分の目の前で父親が殺されてしまった為に武器を手に取って戦い始めたという悲しい背景があるだけ。二人が過去に演じてきたキャラとは全く違うのでそういう部分をあえて見ていけば違った面白さがあるのも事実です。


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天使の笑顔を持つ悪魔なのか!?


 ローリーがニューヨークに来て、友達のショーンと再会するシーンなどでは彼の良さがよ~く出ていると思います。二人で悪ふざけしながらアイルランドの曲を口ずさんだり、落ちていたゴミでサッカーしたりするのですが、ブラピ自身が持つ少年っぽさがしっかり出ていて、観ている観客に安らぎを感じさせてくれます。


 また、トムの自宅でのパーティーのシーンではトムの娘がスネているのを見つけて階段で娘の目線になって話を聞いているローリーが映されます。ここでもブラピ自身が子供が好きという雰囲気が伝わり、なんとも愛らしい1シーンになっていると感じます。


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全体的にかなり静かな流れの作品ですお茶


 酷評されている作品ではありますが、観方を変えれば楽しめる部分も多くありますし、よーく見ていくと作品を観た方の中で二人の男の間にある何かをもっと掘り下げていくことも出来ると思います。時には親子愛にも感じられ、時には男同士の友情、愛情や絆、そして全く違う生き方をしてきた二人の素顔を観客なりに理解することが出来るのではないでしょうか。
 
 劇中に流れるアイルランド民謡的なサウンドがまたいい!!落ち着かせてもくれるし、悲しくも感じさせられる。映画を盛り上げるエレメントとしてしっかり役立っていますので一見の価値はあります。



関連作や二人の出演作などもどう?


James Horner
The Devil's Own (1997 Film)
サントラ, ドロレス・オリオーダン
デビル
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
パトリオット・ゲーム
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ハリウッド的殺人事件
ジェネオン エンタテインメント
Mr.&Mrs.スミス アンレイテッド・エディション
ポニーキャニオン
スリーパーズ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ソラリス <特別編>
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
RONIN
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
モナリザ・スマイル
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
プリティ・ガール
ワーナー・ホーム・ビデオ
ペリカン文書
ワーナー・ホーム・ビデオ
推定無罪

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